毎年、この時期に行われる夏の仏事
晩夏の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。例年よりも長い梅雨が明けたと思えば、猛烈な暑さの夏がやってきましたね。
コロナウイルス対策や熱中症対策をしながら、当寺では毎年夏に行われる仏事を無事終えたことをご報告いたします。こんな時でも、ご先祖さまを敬い大切にする事を再認識させていただきました。
例年では、お盆休みには帰省してお参りをする方もいますが、今年はそれが叶わない方もたくさんおられると思います。それぞれの場所でそれぞれを想い、ご先祖さまを想う気持ちを忘れずにいたいと思います。また、安心して暮らせる日常がまた戻ってくることを願っております。
盆施餓鬼法要、盆参り、精霊送り
盆施餓鬼法要とは、生前の行いのせいで餓鬼道に落ちてしまった餓鬼(がき)に、施しを行い供養をする事で、この世に生きる我々の極楽往生を願う法会です。仏教では、ご先祖さまの供養とともに、餓鬼の供養も行うことで徳が積めると考えられています。
また、お盆に帰ってきてくれたご先祖様の精霊を送りだすのに、送り火を焚き再びあの世へ送り出しました。これは、病気や災いも一緒に流れていくようにという意味も込められています。
この夏、それぞれができる事を
コロナウイルスの感染拡大への懸念、また、この猛暑の中大変な時を過ごされている事でしょう。一刻も早い終息を願い、再び皆様が元気にお寺にお参りしていただける日を心待ちにしております。そして、熱中症にも気をつけてこの夏をお過ごしください。