はじめにお写経とは
御写経は昔、印刷技術のない時代は選ばれた官吏(公務員)の方がしておられましたが、今では自己鍛錬や心身の癒しなどのために多くに人が御写経に親しんでおられます。お寺でする御写経は、静かな空間に広がる、心休まるお香の薫る神聖な場所で、仏さまと相対し時間を共にでき、一心に書き上げる素晴らしく大切なひとときを体験できます。
仏さまと向き合い、ご自身と向き合う
硯で墨を磨るところから始まる御写経。心を無にして、般若心経を書き写し、仏さまと向き合う時間ですが、書き進めている途中に様々なことが思い浮かぶかもしれません。御写経は仏さまと向き合うと同時に、ご自身とも向き合う時間です。その時々に浮かび上がる気持ちや感情、情景も含めて受け入れ大切にしてください。時には字が乱れ、時には流れるように書き進められる、そんな変化に気づくことができるのもこの御写経の魅力です。
書き続けるごとに集中力が高まり、新たな気付きがあるかもしれません。
ご自身の願い事や大切な人の御供養のためにも是非一度体験してみてはいかがでしょうか。
次回開催:8月22日 午後2時〜